日本語使いさばき辞典 16 種別からみた「火」 [野原を焼く]野火(のび)・野火(やか)[ほた(木の切れ端)をたく]榾火(ほたび)[アシを燃やす]葦火(あしび)[アシ・カヤなどの枯れたものをたく]すくも火(び)[わらを燃やす]藁火(わらび)[藻塩を作るのにたく]藻塩火(もしおび)[海人(あま)が藻くずやごみをたく]芥火(あくたび)[害虫駆除のためあぜの枯れ草をたく]畦火(あぜび)[蚊を追い払うための煙]蚊遣(かや)り火(び)・蚊火(かび)・蚊遣(かや)り[山焼きの]山火(やまび)[暖をとるため屋外でたく]焚(た)き火(び)[庭でたく]庭火(にわび)・庭燎(にわび)・燎火(りょうか)・庭燎(ていりょう)[木をもみ込んで起こした、また、火打ち石で起こした]切(き)り火(び)・鑽(き)り火(び)・燧火(すいか)・打(う)ち火(び)・擦(す)り火(び)・CID(7713)(す)り火(び)・石火(せっか)・石(いし)の火(ひ)・清火(きよび)[火を打ち出す。また、その道具]火打(ひう)ち・燧(ひうち)・火打(ひう)ち石(いし)・燧石(ひうちいし)[枯れたヒノキなどの木口に棒をあててすり込んで火をつくる]火鑽(ひき)り・火切(ひき)り・燧(ひきり)[音を立てずにする切り火]忍(しの)び火(び)[火をおこすもとの]火種(ひだね)[灰の中に埋めた炭火]埋(うず)み火(び)・埋(い)け火(び)[赤く熱した炭火]燠火(おきび)・熾火(おきび)・熾(おこ)し火(び)・燠(おき)・熾(おき)[火桶の中の]桶火(おけび)[炭でおこした]炭火(すみび)[ともした]灯火(ともしび)・灯(ともしび)・燭(ともしび)・灯火(とうか)・灯(ともし)・点火(とぼし)・明(あ)かり・灯(あかし)・燈(ひ)・灯(ひ)[火鉢などにまたがって暖をとる]股火(またび)・股火鉢(またひばち)[火をおこすとき、準備されている]種火(たねび)[炭火の少ないとき、さらに炭火を加える]差(さ)し火(び)[蒲団に入れて足をあたためる道具]行火(あんか)[油に灯芯(とうしん)をつけてともした]油火(あぶらび)[火をつけて照明とする]炬火(きょか)・炬火(こか)・炬(たいまつ)・松明(たいまつ)・松火(しょうか)・打(う)ち松(まつ)・続松(ついまつ)・篝火(かがりび)・篝(かがり)[合図の]号火(ごうか)・煙火(えんか)・狼煙(のろし)・烽火(のろし)・狼煙(ろうえん)・狼火(ろうか)・烽火(ほうか)・烽(とぶひ)・飛(と)ぶ火(ひ)[空中の放電で起こる光]電火(でんか)・雷火(らいか)・電光(でんこう)・稲光(いなびかり)・稲妻(いなずま)[魚をとるためにたく]漁火(ぎょか)・漁(いさ)り火(び)[鵜飼いのときたく]鵜飼(うか)い火(び)[火薬を爆発させるための]導火(どうか)・口火(くちび)[火薬の導火線]道火(みちび)・火縄(ひなわ)[筒に入れた火薬に点火して観賞する]花火(はなび)・煙火(はなび)・煙火(えんか)[火をおもちゃにする]弄火(ろうか)・火遊(ひあそ)び[直接火にあてて焼いたりする]直火(じかび)[蒸し焼きに使う器具]天火(てんぴ)・オーブン[歌舞伎で狐火や人魂に見せる]樟脳火(しょうのうび)・焼酎火(しょうちゅうび)[歌舞伎で幽霊が出るときなどに使う]CID(7644)硝火(えんしょうび)[燃えてくる火に対してこちらから火をつけて火勢を弱める]向(む)かい火(び)[銃を撃つとき出る]銃火(じゅうか)[火砲を撃つとき出る]砲火(ほうか)[交叉して飛び交う銃砲火]十字砲火(じゅうじほうか)・十字火(じゅうじか)[原子力エネルギー]第三(だいさん)の火(ひ)[火山の爆発で溶岩などが噴き出す]噴火(ふんか)[夜、海上に多くの光が点在して見える現象]不知火(しらぬい)・不知火(しらぬひ)・白縫(しらぬい) あすとろ出版「日本語使いさばき辞典」JLogosID : 4381503