全訳古語辞典 あ行 あ 11 塩梅・按排【あん-ばい】 [名] [1]食物の味をととのえること。また、その味かげん。[例]「さてあんばいぢゃ、味(うま)いわ味いわ」〈浄・菅原伝授手習鑑・三〉[訳]「さて、ちょうどよい味かげんだ、うまいうまい」[2](物事や身体の)具合。ころ合い。[例]「武士の刀のあんばい見よと」〈近松・傾城反魂香・上〉[訳]「武士の刀の切れ具合を見ろと(ばかりに)」▼[1][2]→えんばい 東京書籍「全訳古語辞典」JLogosID : 5071255