ｒａｔｈｅｒ

[]［(語源)古英語rathe「早［速］い」の比較級］(副)

(1)かなり,相当
（⇒ｑｕｉｔｅ(語法)）
;幾分,多少,やや
ａ ｒａｔｈｅｒ ｏｌｄ ｍａｎ [≒ｒａｔｈｅｒ ａｎ ｏｌｄ ｍａｎ]
かなり高齢の男性（ｔｈｅを伴うときはｔｈｅ ｒａｔｈｅｒ ｏｌｄ ｍａｎの語順のみ可）
Ｉｔ ｗａｓ ｒａｔｈｅｒ ｃｏｌｄ ｙｅｓｔｅｒｄａｙ
きのうはかなり寒かった（「不快なほど寒かった」の意;Ｉｔ ｗａｓ ｆａｉｒｌｙ ｃｏｌｄ ｙｅｓｔｅｒｄａｙ.にはそのような意味合いはない.⇒ｆａｉｒｌｙ(語法)）
Ｓｈｅ ｉｓ ｒａｔｈｅｒ ｍｏｒｅ ｂｅａｕｔｉｆｕｌ ｔｈａｎ ｕｓｕａｌ
彼女はいつもよりずっときれいだ
Ｔｈｉｓ ｑｕｅｓｔｉｏｎ ｉｓ ｒａｔｈｅｒ ｔｏｏ ｄｉｆｆｉｃｕｌｔ ｆｏｒ ｃｈｉｌｄｒｅｎ
この問題は子供にはちょっと難しすぎる（ｆａｉｒｌｙ, ｑｕｉｔｅ, ｐｒｅｔｔｙは比較級やｔｏｏと共に用いることはできない）
Ｓｈｅ ｒａｔｈｅｒ ｕｎｅｘｐｅｃｔｅｄｌｙ ａｇｒｅｅｄ ｔｏ ｏｕｒ ｐｒｏｐｏｓａｌ
かなり意外だったが,彼女は我々の提案に同意した.
(2)私は…ですが（意見を控えめに述べるときなどに用いる）
Ｉ ｒａｔｈｅｒ ｌｉｋｅｄ ｔｈｅ ｍｏｖｉｅ
私はその映画をけっこう気に入った
Ｉ ｒａｔｈｅｒ ｔｈｉｎｋ Ｉ ｃａｎ ｐａｓｓ ｔｈｅ ｅｘａｍ
試験に受かるような気がする.
(3)ＢよりもむしろＡ,どちらかといえばＢよりＡ（ＡとＢには文法上同等のものがくる）
Ｉ ｆｅｅｌ ｌｉｋｅ ｓｔａｙｉｎｇ ｈｏｍｅ ｒａｔｈｅｒ ｔｈａｎ ｇｏｉｎｇ ｏｕｔ
私は外出するより家にいたい気分だ
Ｓｈｅ ｒａｔｈｅｒ ｈｉｎｔｅｄ ｔｈａｎ ｃｌｅａｒｌｙ ｅｘｐｒｅｓｓｅｄ ｈｅｒ ｆｅｅｌｉｎｇ
彼女ははっきりとではなく,それとなく自分の気持ちを表した.
(4)より正確に言うと,…というよりは,正しくは（前言を補うときに用いる）
Ｗｅ ｇｏｔ ｈｏｍｅ ｌａｔｅ ｌａｓｔ ｎｉｇｈｔ, ｏｒ ｒａｔｈｅｒ ｖｅｒｙ ｅａｒｌｙ ｔｈｉｓ ｍｏｒｎｉｎｇ
私たちはきのうの夜遅く,というよりけさ早く家に着いた
Ｔｈｅ ｊｏｂ ｗｉｌｌ ｔａｋｅ ｓｏｍｅ ｗｅｅｋｓ, ｏｒ ｒａｔｈｅｒ ａ ｍｏｎｔｈ
その仕事は数週間,正確に言うと1か月かかるだろう.
(5)それどころか,逆に（ｏｎ ｔｈｅ ｃｏｎｔｒａｒｙ）
Ｓｈｅ ｉｓ ｎｏｔ ｄｕｍｂ. Ｒａｔｈｅｒ, ｓｈｅ ｉｓ ｖｅｒｙ ｓｍａｒｔ
彼女はばかではない.それどころか非常に賢い.
(6)もちろん,確かにそうです（返事としてｙｅｓを強調するのに用いる）
“Ｄｉｄ ｙｏｕ ｈａｖｅ ａ ｇｏｏｄ ｔｉｍｅ?” “Ｒａｔｈｅｒ!”
「楽しかったかい」「もちろん」
ｗｏｕｌｄ [ｈａｄ ｒａｔｈｅｒ ‥
（…より）むしろ…したい,…するほうがよい
（【ｔｈａｎ ‥】）
（主に話し言葉で用いられる;日常会話では短縮形Ｉ'ｄ [Ｗｅ'ｄ] ｒａｔｈｅｒなどがよく用いられる;‥には動詞の原形またはｔｈａｔ節がくる;ｔｈａｔ節の場合ｔｈａｔは通例省略され,動詞には仮定法過去形が用いられる）
Ｙｏｕ ｃａｎ ｇｏ. Ｉ ｗｏｕｌｄ ｒａｔｈｅｒ ｗａｉｔ ｈｅｒｅ
あなたは行っていいですよ.私はここで待つことにします
Ｉ'ｄ ｒａｔｈｅｒ ｎｏｔ ｅａｔ ｔｈａｎ ｅａｔ ａｌｏｎｅ
1人で食事をするくらいなら食べないほうがいい
“Ｗｉｌｌ ｙｏｕ ｈａｖｅ ａ ｄｒｉｎｋ?” “Ｎｏ, ｔｈａｎｋｓ. Ｉ'ｄ ｒａｔｈｅｒ ｎｏｔ.”
「飲み物はいかがですか」「いや,遠慮しておきます」
Ｉ'ｄ ｒａｔｈｅｒ ｈａｖｅ ｇｏｎｅ ｗｉｔｈ ｙｏｕ
あなたといっしょに行きたかった
Ｉ ｗｏｕｌｄ ｒａｔｈｅｒ (ｔｈａｔ) ｙｏｕ ｔｏｌｄ ｈｉｍ
あなたから彼に話してもらいたい

東京書籍 「英和辞典」 JLogosID : 701808550