赤松藩
【あかまつはん】

旧国名:武蔵
(近世)江戸期の藩名。譜代・小藩。陣屋は比企(ひき)郡赤松,元禄6年,比企郡内の2,500石を中心に大里(おおさと)郡・上野(こうずけ)国(群馬県),常陸(ひたち)国(茨城県),下総国・上総(かずさ)国(千葉県)で6,000石を知行する内藤正勝が,摂津国島上(しまかみ)・島下(しましも)・豊島(てしま)(兵庫県)・川辺(かわべ)(兵庫県)・河内国若江(わかえ)・讃良(さら)・茨田(まんだ)郡(大阪府)の7郡で1万石を加増され,1万6,000石で大名となり成立。同7年,藩領を大里・入間(いるま)・比企・常陸国信太(しだ)・真壁(まかべ)・那珂(茨城県)・下総国香取(かとり)・上総国長柄(ながら)(千葉県)・上野国山田(やまだ)(群馬県)9郡に移された。同8年常陸国高森に移封して廃藩となる。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7047497 |