鎌取町
【かまとりちょう】

(近代)昭和30年～現在の千葉市の町名。もとは誉田(ほんだ)村辺田，生浜町北生実(きたおゆみ)・有吉の各一部，地名の由来は，「平山郷土誌」によれば，中世千葉氏の秣場であった野田原が，のち奥方の化粧免となり，入会野となった折，草刈に入る農民から鎌１丁につき銭６文を取り，盗み刈りする者の鎌を取り上げるなどの鎌改めを行ったことによるものか（永野家文書）。世帯数・人口は，昭和30年84・539，同40年177・918。同32年赤井町の一部を編入。昭和45年県立聾唖学校が白旗から移転。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7053875