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犀川大橋
【さいがわおおはし】


犀川に架かる橋。国道157号が通過。金沢市片町1丁目・2丁目と野町1丁目・2丁目を結ぶ。長さ61m・幅員18m。浅野川大橋とともに前田利家によって文禄3年架設。北陸では最も古い大橋。いさごの橋・中河原の大橋・一ノ橋などとも呼ばれた(稿本金沢市史)。延宝年間の金沢絵図には「長さ四十間,幅三間」とあって城下一の大きさであったという。犀川には大橋以外には橋がなく,西方から金沢へ入ろうとする場合の唯一の関門で,橋番が橋の管理と通行人の取り調べにあたっていた。架橋費用は本町および7か所の町人が,毎年家屋割による課銭を蓄えて支出。犀川は大橋付近で川幅が狭く,度重なる洪水による改修,架け換えで藩の財政がかなり圧迫されたという。明治以降も2度にわたり流出,大正11年の洪水で鉄筋コンクリート橋が崩壊したので,同13年苦心の設計で流れを止めないよう橋脚のない現在の吊橋式鉄橋となった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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