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塩津道
【しおづみち】


深坂越ともいう。敦賀津から湖北の塩津へ通じた古代の官道。塩津へ至る道の意か。追分(現敦賀市)で北陸道(西近江路)から分かれ,南東の深坂峠を越え,沓掛を通り,塩津に至る。近世になり,年貢米はじめ大量の物資が輸送されるようになると,敦賀側が急勾配であることから敬遠され,半里ほど遠回りになるが傾斜が緩く,雪も少ない新道野越が開発され,七里半越と並ぶ近江への重要道路となった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7092796