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高柳輪中
【たかやなぎわじゅう】


養老郡養老町南部にあり,多芸(たぎ)輪中の内郭輪中。東側を揖斐(いび)川が南流し,西北側は根古地(ねこじ)輪中に接する。堤内には高柳・高柳新田の集落がある。高柳新田は寛文10年正悦・清太夫・三十郎の3人によって開墾された。用水としては掘抜き井戸はなく,天水にたよっており,極低地のため,雨が降れば溜水ができ,水腐となって収穫は少なく,そのうえ過重の堤防普請の責任を負い,数多くの悪水杁の普請にせまられるなど,宿命的に水への対策に苦労してきた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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