角川日本地名大辞典 近畿地方 和歌山県 52 小豆島【あずしま】 旧国名:紀伊 紀ノ川下流右岸氾濫原の自然堤防上に位置し,地内を南西に鴨居川が流れて紀ノ川に合流する。地名について「続風土記」によれば,小豆は借字,もとは()の字で崩岸の意とあり,紀ノ川の変動によって中州となりのちに河北平野に接続したことに由来するという。昭和35年紀ノ川の中州付近砂山の地で突線鈕式袈裟襷文銅鐸1個が出土した。同銅鐸は復元高94.5cm,鈕は左右と上端の3か所に双頭渦文の飾耳があり,内行鋸歯文帯。【小豆島村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。【小豆島(近代)】 明治22年~現在の大字名。 KADOKAWA「角川日本地名大辞典」JLogosID : 7170249