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惣社郷(中世)


 鎌倉期に見える郷名。群馬郡のうち。総社神社所蔵「上野国神名帳」の奥書(県史資料編6)に「于時永仁六年十二月廿五日如正本書写之,上野国郡(ママ)馬郡総社郷総社大明神,神主赤石中清」とあるのが初見だが,これは明治期の写本である。総社神社は上野国内の諸社を一括勧請したもので古代に溯る。「総社郷」という呼称は同社の鎮座する地という意味であろう。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7283352