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岩富藩(近世)


江戸期の藩名譜代・小藩居城は印旛【いんば】郡岩富(佐倉市)中世の岩富城は千葉氏の支城として原氏が居城していたが,天正18年5月豊臣秀吉の家臣木村重高らの軍勢によって落城北条氏政の家臣として相模国甘縄【あまなわ】城主であった北条氏勝が,天正18年4月養子繁広とともに徳川家康の家臣となり,同年8月家康の関東入国にともない1万石で当地に入封して成立江戸幕府草創期の諸戦に軍功のあった氏勝は,慶長16年3月岩富城で死去,その跡を保科正直の四男であった養子氏重が相続した同18年氏重が下野国富田藩1万石に移されたため廃藩




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
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