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高岡村(近世)


 江戸期~明治22年の村名。下総国香取郡のうち。古くは大須賀荘に含まれる。はじめ佐倉藩領,寛永17年から高岡藩領。村高は,「元禄郷帳」528石余,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに559石余。高岡藩の陣屋が置かれた。現在も高岡藩主井上氏の祖霊を祀る御霊社が築山上に残る。宝永2年「高岡領拾壱ケ村差出シ帳写」によれば,当村の反別は上田8町6反余・中田11町5反余・下田31町7反余・新田1町1反余・上畑2町余・中畑2町1反余・下畑2町6反余・屋敷1町余・高外新畑9反余,除地には蔵屋敷・真城院・自性院・普門院分新田,本年貢のほか葭場1町余に対し永140文を上納(成田図書館所蔵文書)。弘化2年の家数86(関東取締出役控帳/香取郡誌)。明治8年千葉県に所属。神社は天満宮,寺院は天台宗真城院(香取郡誌)。明治22年高岡村の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7294639