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高滝村(近代)


 明治22年~昭和29年の市原郡の自治体名。高滝・養老・本郷・大和田・久保・外部田【とのべた】・駒込・山口・不入の9か村と山口村外五ケ村入会地・不入村外二ケ村入会地が合併して成立。旧村名を継承した9大字を編成。役場を高滝に設置。明治24年の戸数502・人口2,523,厩199,船4。大正2年の戸数480・人口3,395。同26年養老尋常小学校に併置された高等科は同36年分離して高滝高等小学校となる(市原郡誌)。藤原式揚水車は明治28年養老字竹部田,同32年同字下畑,同36年不入,同38年本郷に設置され灌漑上革命をもたらしたが,大正5年から田沢式タービン車がとって代わる。養蚕は,農家の副業として明治20年頃から始まり同32年頃が全盛期(同前)。昭和22年高滝中学校開校。昭和29年加茂村の一部となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7294680