平野村(近世)
江戸期~明治22年の村名。上総国市原郡のうち。はじめ久留里藩領,延宝7年幕府領を経て元禄10年からは旗本近藤氏領。村高は,「元禄郷帳」「天保郷帳」「旧高旧領」ともに198石余。家数は,享保6年賀茂宮氏子留帳(小幡重康家文書)44,「上総国村高帳」42,慶応4年「上総国石高帳」(伊藤家文書/県史料上総)では43。神社は大山祇神社。寺院は藤善寺があったがのち廃寺。明治6年千葉県に所属。明治18年の反別82町8反余(上総国町村誌)。明治22年里見村の大字となる。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典(旧地名編)」 JLogosID : 7296197 |