弥富村(近代)

　明治22年～昭和29年の印旛【いんば】郡の自治体名。下総台地中央部，鹿島川中流域に位置する。岩富町および岩富・七曲・西御門・宮内・飯塚・内田・坂戸の７か村が合併して成立。旧町村名を継承した８大字を編成。役場は岩富町に設置。村名は，古来当地方が弥富郷に属していたという所伝による。明治24年の戸数468・人口2,612，厩275。同42年の戸数490・人口2,999。明治28年岩富町教蔵寺本堂の一部を仮校舎として弥富高等小学校が開校。同41年岩富町・岩富・坂戸・西御門の４尋常小学校と弥富高等小学校を併合して弥富尋常高等小学校設置。明治30年弥富銀行設立。同44年弥富村青年会を組織。昭和29年佐倉市の一部となる。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典(旧地名編)」 JLogosID : 7297260