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高柳藩(近世)


江戸期の藩名頸城【くびき】郡高柳(新井市)に陣屋を置いた譜代小藩藩祖丹羽氏音は美濃国岩村藩2万石の5代藩主であったが,家臣間に起きた党争のため知行を半減され,元禄15年高柳に1万石で移されたことにより立藩された所領は,宝永3年越後国高田・出雲崎・沢海・与板領高訳ケ覚帳によれば,大崎郷3,366石余,上板倉郷1,005石余,下板倉・武士郷1,449石余,里五十公郷1,987石余,山五十公郷1,351石余,保倉谷565石余,下美守郷273石余の合計1万石元文4年氏音の養嗣子薫氏は大坂定番を命じられ,所領1万石を美作・河内両国に移されて美作国黒土に移封した旧領は幕府領となり,高田藩に預けられた




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7311803