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葛野藩(近世)


江戸期の藩名家門小藩元禄10年紀州徳川光貞の四男松平頼方(のち徳川吉宗)が3万石与えられて成立下糸生村のうち葛野に陣屋を置いたので葛野領ともいう所領は丹生郡に下糸生・上糸生・小倉・笹谷・小羽・上天下・田尻・小倉大畑・風巻・竹生・下天下・猿和田・三留村の13か村6,580石余,坂井郡に針原・西太郎丸・西長田・大味・蛸・西・蔵垣内・下関・上関・山室・水居・定広・松木・長畠・随応寺・鷲塚・田畑・金剛寺・清長・羽根馬場・東善寺・轟・大口東・新用・春近本堂・兵庫島・伊井・下新庄・定宗・千歩寺・東太郎丸・河原井手村の32か村2万3,571石余宝永2年兄頼職が紀州家を相続したのでその3万石のうち1万石を加増されたが,同年頼方も紀州家を継いだので幕府領に戻された支配機構などは明らかでない




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7330253