片桐領(近世)
戦国末期~江戸初期の伊那郡の地域呼称片桐郷ともいう天正10年に滅亡した片桐氏の旧領に由来する「天正高帳」では,上片桐・南田島・古城・北田島・新井・中村つるべ・葛島・かこまや(横厩)・小平・竹ノ上の計2,554石余「正保郷帳」などでは片切村1村とされ,寛文12年以後幕府領に転じてからは田島・前沢・上片桐・片桐町・七久保・小平・葛島の7か村行政区的な性格は早く失われたと思われるが,慣称として用いられた
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典(旧地名編)」 JLogosID : 7338716 |