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岩村(近世)


 江戸期~明治22年の村名。山県郡のうち。はじめ旗本徳永小三郎昌純の知行地,のち幕府領,延宝~元禄年間からは旗本御望松平氏領。「慶長郷牒」「元和領知改帳」「正保郷帳」「天保郷帳」「旧高旧領」共に村高696石余。明治2年の村明細帳の田方46町8反余・畑方1町6反余,戸数75・人口332,馬6。「町村略誌」の戸数85・人口416・馬60。物産は穀類のほか綿・油・薪・柿・松茸などを多く産出した。神社は熊野神社。棟札によると元禄10年3月に再建。寺院は臨済宗妙心寺派定恵寺。明治4年岐阜県に所属,同22年山県村の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7342773