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中村(近世)


 江戸期~明治22年の村名。君沢郡のうち。はじめ幕府領,幕末に至り駿河【するが】国沼津藩領となる。村高は,「伊豆国拾四組村高覚帳」では寛永年間499石余,「元禄郷帳」500石余,「天保郷帳」505石余,「旧高旧領」504石余。助郷は享保11年から東海道三島宿へ,勤高499石で出役(三島市誌/助郷勤方定書連判帳扣)。農業は米作が中心であった。神社は天白神社,寺院は曹洞宗医王寺。明治元年韮山県,同4年足柄県を経て,同9年静岡県に所属。同21年の田額504石余,反別47町(田39町余,畑4町余,宅地3町余,山林2反,原野2反)(増訂豆州志稿)。明治22年錦田村の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7351589