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雀ケ森村(近世)


 江戸期~明治22年の村名。海西郡のうち。尾張藩領。鵜多須代官所支配。村高は,「寛文郷帳」「天保郷帳」ともに60石余,「旧高旧領」559石余。「寛文覚書」によれば,概高は本田91石余・新田457石余の合計548石余,反別46町余(田34町余・畑11町余),家数42・人数228,馬23,桶杁3。「徇行記」によれば,全村蔵入地,村高548石余のうち証文引など145石余,残高403石余・反別34町余(田22町余・畑11町余),戸数68・人数345。また,「農屋ハ鶉山午新田ノ西ニ建ナラヒ……スヘテ畔田多ク田間航ニテ往来セリ,持船七艘ホトアリ」と記される。寺社は,真宗大谷派道泉寺・神明社。明治11年鶉山午新田の北半分を編入。同22年川治村の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7358165