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大内村(近世)


 江戸期~明治10年の村名。窪屋郡のうち。旗本長谷川氏領。天正年間の宇喜多開墾以来江戸初期にかけて,数度にわたって干拓新田が造成された地域のうちで,旗本長谷川氏領日吉庄村の枝村とされた。なお「正保郷帳」では,日吉庄村の隣村八王寺村の枝村にも大内村が見えている。村高は,「備中至宝記」「備中村鑑」では日吉庄村の高に含まれるが,「天保郷帳」には「日吉庄村之内大内村」27石があり,「旧高旧領」では119石余となっている。倉敷県,深津県,小田県を経て,明治8年岡山県に所属。同9年八王寺村の飛地を合併。同10年富久村の一部となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7415063