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唐津村(近代)


 明治22年~昭和6年の東松浦郡の自治体名。大石・神田・唐津・竹木場・唐川・菅牟田・重川内・見借【みるかし】・大島の9か村が合併して成立。大字は旧村名を継承して9大字を編成。村役場は唐津地内の熊原に置かれた。明治22年の戸数2,085・人口1万1,122。明治29年洪水の氾濫を契機に町田川の改修がなされ,その時までに内町の外堀も大半埋め立てられ,唐津町との境は猫川と呼ばれる溝となっている。同31年唐津町との境の唐津村側に唐津駅ができ,以来町並みが形成され唐津町との境は判然としないものになった。大正14年の世帯数2,475・人口1万4,608,昭和4年の世帯数2,307・人口1万1,715。同6年唐津町と合併,その一部となる。村制時の9大字は唐津町の大字に継承された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7444999