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電磁波盗聴
【でんじはとうちょう】


TEMPEST

コンピュータや周辺機器から発せられる微弱の電磁波から情報を盗み出す技術。{LF}指向性のよいアンテナを目的の電子機器に向けることによって、数十メートル離れた場所からでも、キーボードの接続ケーブルや、ネットワークケーブル、USBコネクタなどから発せられる微弱な信号を検出することができると言われている。{LF}また、建物の梁や水道管などが導電性の素材でできている場合、それが電磁波を伝える媒体となることがあり、建物外に露出している管にリード線をつないで電磁波盗聴が行われる場合もある。{LF}コンピュータや周辺機器から発生する電磁波は、VCCI規格によって規制値が定められている。だが、規制値を満たしている機器でも、完全に電磁波が遮断されているわけではなく、ごく弱いレベルの電磁波がもれている。また、ハードウェアの交換、増設などに伴い規制値以上の電磁波を発するようになることもある。{LF}2001年9月、NTTデータ、コトヴェール、日本ビクターの3社が中心となり、電磁波盗聴を防止するため「新情報セキュリティ技術研究会」(IST:Information Security Technology Study Group)が設立された。
◆関連用語
コンピュータ;キーボード;USB;コネクタ;VCCI;ハードウェア;NTT;データ;セキュリティ;IST




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「IT用語e-Words」
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