100辞書・辞典一括検索

JLogos

64

目的地を決める


【至言】
『ほとんどの人は結論を出さずに行動している。
どこに行くのかが分からなければ、目的地に到達しようがない。』柳井 正 ファーストリテイリング会長兼社長

【解説】
 成功するために、第一に必要なことは何か。それは明確な目標である。漠然と「成果を伸ばしたい」と考えているだけでは、何をすればいいのかを決めようがない。目標を具体的に定め、そこに到達する方法を考えることが、成功への第一歩である。
 ファーストリテイリング会長兼社長の柳井正氏は、早稲田大学を卒業してジャスコ(現イオン)に勤務した後、家業を継いだ。しかし、何の実績もない後継ぎに社員が反発し、1人を残して退社してしまう。「会社を潰すわけにはいかない」。そう腹をくくって仕事に取り組み、カジュアルウエアの店を少しずつ増やし、「ユニクロ」の出店を開始したころ、1冊の本と出合う。『プロフェッショナルマネジャー』(ハロルド・ジェニーン著、プレジデント社)である。同書には「経営とは、本を最後のページから読むようなもの」と書かれていた。柳井氏はその教えに従って自分の経営を見直し、「ユニクロ」の大成功をつかむ。
【チェックポイント1】
□ 目標を明確にすれば、最短距離で到達できる。
【チェックポイント2】
□ 目標が明確であれば、つらいことでも乗り越えられる。
【チェックポイント3】
□ 目標が曖昧なままだと努力のしようがない。




(c)日経BP社 2008
日経BP社
「心にとめておきたい名経営者の至言」
JLogosID : 8516601