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未来から現在を見る


【至言】
『イノベーションを起こすには、将来から考える。
5年先、10年先の社会に思いを巡らせ、そこから現在を見る。』大竹美喜 アフラック創業者・最高顧問

【解説】
 全く新しい商品やサービスを生み出すためには、将来、世の中でどんなものが必要とされるか、未来をイメージすることが大切だ。
 日本のがん保険市場を切り開いたアフラックは、大竹美喜氏が1974年に日本支社を設立した。その成功は「今やるべきことを将来から考える」という習慣がもたらした。
 大竹氏はその習慣を小学生時代に身につけた。片道1時間半も歩いて学校に向かう間に、いろいろなことを考えたのである。「どうしてこんな不便なところに生まれたんだろう」「どうしたらここから抜け出すことができるか」。そして大竹氏は、20歳、40歳……といった長期的な青写真を描き、行動してきた。
 アフラックの設立からしばらくの間は手探りの状態が続き、業績は大きくブレた。それでも次第に目標と結果が一致するようになったという。
【チェックポイント1】
□ 世の中にどんな変化が予想されるのかを可能な限り想像してみる。
【チェックポイント2】
□ そのうえでゴールを決め、そこから逆算して「いつまでに何をやるか」を決める。
【チェックポイント3】
□ 普段から長期的な青写真を描いて行動する。




(c)日経BP社 2008
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「心にとめておきたい名経営者の至言」
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