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失敗は死ぬほど反省する


【至言】
『反省するときは、死ぬほどの気持ちで反省する。
「しまったな」くらいの軽い気持ちでは、同じ失敗を繰り返す。』渡なべ美樹 ワタミ社長

【解説】
 普通の人は失敗が嫌いだ。失敗は成功の糧となると言われても、やっぱり失敗はしたくない。誰しも、すんなりと成功できるなら、その道を選ぶ。
 それは成功した人たちも同じだ。ただし成功者たちは、失敗を歓迎することはないとしても、失敗から決して目を背けない。もし失敗したときには、それを必ず成功につなげようと考える。
 ワタミの渡なべ美樹社長は、毎晩、書斎にこもって反省する。スケジュール帳を見ながら1日の行動を振り返って日記をつけ、同時にそのときの心情を書き出す。失敗したことや至らなかったことを反省する。死ぬほどの気持ちで深く反省すると、その失敗にけりがつき、かえって気持ちが軽くなるという。
 そのタイミングで仏間に移り、「今日もいい1日だった」と先祖に感謝する。同時に「明日もいい1日にするぞ」と誓い、モチベーションを高めている。
【チェックポイント1】
□ 失敗したら深く反省する。「まぁいいか」で済ませるようでは進歩しない。
【チェックポイント2】
□ 深く反省するには、1人で個室にこもり、集中する。
【チェックポイント3】
□ 反省することで気持ちの整理がつくと、かえってモチベーションは高まる。




(c)日経BP社 2008
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「心にとめておきたい名経営者の至言」
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