100辞書・辞典一括検索

JLogos

74

人生は火のついたロウソクと思って生きる


【至言】
『火のついたロウソクのように、人の残された命は刻一刻と短くなる。
限られた時間の中で生きる意味を突き詰めれば、寸暇を惜しんで自己研鑽することではないか。』井上英明 パーク・コーポレーション社長

【解説】
 自分は何のために生きるのか、どうして自分は自分なのか……。生きる意味を自問しても、答えはなかなか見つからない。しかし、どう生きるかを決めるのは自分自身である。
 「青山フラワーマーケット」をチェーン展開するパーク・コーポレーションの井上英明社長は、生きている限り「自己研鑽」に励もうと考えている。自分の会社も「自己研鑽の場」であり、「自分や社員が成長できない会社なら、潰してしまったって構わない」とまで言う。だから創業経営者でありながら会社と一定の距離を置き、週3日しか出社せず、毎年9月には1カ月休み、自分を磨く。
 井上社長のような生き方はすべての人のモデルとはならないし、どう生きるかは人によって違って当然である。しかし、どう生きるかを決めず、何もしないまま人生をムダにすることは、後悔しか生まない。井上社長の言葉には耳を傾けるべきだ。
【チェックポイント1】
□ 人生は有限である。つい忘れてしまうその事実を1日1回は思い出す。
【チェックポイント2】
□ やりたいことをできる時間はどんどん減っている。
【チェックポイント3】
□ 私生活も仕事場もすべて「自己研鑽の場」である。




(c)日経BP社 2008
日経BP社
「心にとめておきたい名経営者の至言」
JLogosID : 8516613