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数字の意味を考える


【至言】
『数字を単に眺めるだけでなく、「なぜ、この数字なのか?」を考える。
すると今まで見えなかったことが見えてくる。』南場智子 ディー・エヌ・エー社長

【解説】
 ビジネスパーソンは数字に追いまくられる。営業成績の向上や経費の削減など、越えるべき数字のハードルが次々と現れる。
 それらの数字を見て一喜一憂するだけの人は、いつまで経っても数字に追われる状況から抜け出せない。一方、自分から「数字の意味」を追究すれば、数字のハードルを軽々と越えていく方法が見つかる。
 携帯電話の無料ゲームサイト「モバゲータウン」を運営するディー・エヌ・エーの南場智子社長は、事業を成功させる方法を探すとき、必ず数字で考える。例えばモバゲータウンの顧客獲得戦略を描く際に、広告手法別にユーザー1人を獲得するのにかかる費用を算出して、どの手法をどう使うのが最も効果的なのかを推定した。「広告効果は正確には分からないが、論理的に考えていくと、ある程度は予想できる」と南場社長は言う。数値化して考える習慣がつけば、ビジネスを前進させる力は飛躍的に高まる。
【チェックポイント1】
□ 仕事のハードルを越えるヒントは数字に隠されていることが多い。
【チェックポイント2】
□ 自分の仕事で重要な数字を常にチェックする習慣をつける。
【チェックポイント3】
□ いろいろな物事を数値化して考える習慣をつける。




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「心にとめておきたい名経営者の至言」
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