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最初から世界を目指す


【至言】
『「次の店は、銀座とニューヨークのどちらに出そうか」というような感覚が、当たり前になってきた。
トヨタやホンダも世界を目指してきたから勝ち残っている。』寺田和正 サマンサタバサジャパンリミテッド社長

【解説】
 日本を訪れるアジアの人たちの消費パワーが一段と強まっている。若い女性向けのバッグやジュエリーを製造販売するサマンサタバサジャパンリミテッドの店にも、中国などからの買い物客が押し寄せている。
 寺田和正社長はそうした状況を歓迎する一方、気を引き締める。「アジアの人たちがもっと欧米に目を向けるようになったとき、果たしてどれだけの日本のブランドが残るか。中途半端なブランドでは難しい」と考えているからだ。
 日本の消費者の選択眼も厳しくなっている。若い女性たちは本当に魅力的なブランドかどうかという視点で商品を買っていく。
 「世界に通用する強いブランドをどう作り、どれだけ商品の価値を高めていけるか。これが今、日本企業に求められている」。寺田社長はこう断言する。
【チェックポイント1】
□ 世界で通用する力を付ければ絶対に生き残れる。
【チェックポイント2】
□ アジアの人たちのブランド選択眼はこれからさらに厳しくなる。
【チェックポイント3】
□ 日本の消費者に支持されるためにも「世界に通用するブランド」が必要。




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日経BP社
「心にとめておきたい名経営者の至言」
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