100辞書・辞典一括検索

JLogos

32

心機一転するきっかけを用意する


【至言】
『モチベーションは、放っておいたら必ず下がる。
だから、下がってきたところで、持ち上げてやる必要がある。
下がったら上げる。ずっとこの繰り返しだ。』小笹芳央 リンクアンドモチベーション社長

【解説】
 リンクアンドモチベーションは、従業員のモチベーションアップを請け負う会社として成長し、東証2部上場を果たした。同社は会社全体がモチベーションアップの手本であり実験場である。例えば、年に4回の「正月」を設けている。
 新年を迎えると、誰もが心新たになり、「今年こそはこれをしよう」と目標を立てる。3カ月も経つとたいていの人が挫折するが、また新年が来ると再び目標を立て、やる気になる。であれば、モチベーションアップのきっかけとなる正月を人為的に作ってしまおう--。創業者の小笹芳央社長は、こう発想した。
 このため同社では3カ月ごとに忘年会を開き、全社で連休を取り、人事評価をして、定期賞与を支給する。オフィスのレイアウト変更や席替えもする。心を新たにするには、それなりの工夫が必要なのだ。
【チェックポイント1】
□ モチベーションを上げるためには、心を新たにすることが効果的。
【チェックポイント2】
□ 自分に対しても部下に対しても、仕事がマンネリにならないように注意する。
【チェックポイント3】
□ 「自分を変えたい」と感じたときには、まずは行動を変えてみる。




(c)日経BP社 2008
日経BP社
「心にとめておきたい名経営者の至言」
JLogosID : 8516664