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平等を心掛ける


【至言】
『会社経営の基本は平等にあると思う』本田宗一郎 ホンダ創業者

【解説】
 リーダーとして組織の結束力を高める方法の一つは、部下と緊密なコミュニケーションを図ることだ。実際、仕事が終わった後に部下の家に励ましの電話をかけたり、自宅に招いたりして、求心力を高める経営者は少なくない。しかし、ホンダの創業者、本田宗一郎氏はそうは考えなかった。
 特定の幹部を特別扱いすると、ほかの社員からの嫉妬を招く。目を掛けられている本人も、一見、意気に感じているようで内心は「周囲からやっかまれるので普通に接してほしい」と思っていることがある。
 差別扱いやえこひいきは、無用な派閥や部署間の壁も社内に生みかねない。トップが成果を上げている部署に目をかけ、不振の部署に発破をかけるばかりでは、花形部署の社員は傲慢になり、振るわないセクションに所属する人間のやる気は失われる。それは会社経営の致命傷になる。
【チェックポイント1】
□ 組織のトップが特定の人間を特別扱いすると、周りの社員は必ず不満を持つ。
【チェックポイント2】
□ 組織の人間は、トップが思っている以上にトップの振る舞いをよく見ている。
【チェックポイント3】
□ どんなに優れた組織も、一部のモチベーションが下がれば、全体の力は下がる。




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「心にとめておきたい名経営者の至言」
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