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「5W2H」を明確に伝える


【至言】
『部下への指示や顧客からのヒアリングでは、「5W2H」を明確にする。』信太 明 アウンコンサルティング社長

【解説】
 「これ、やっといてね」「了解です」
 上司と部下の会話がこれで終わってしまうと、お互いに不幸な結果を招く。「あれ、できたか?」「え、急ぎだったんですか」。部下が「すぐやる」ことは例外中の例外。上司は必ず期限を伝えなければいけない。
 期限だけでなく、方向性が示されていないと、もっとひどいことになる。「あれ、どうなってる?」「こんな感じでやってます」「それじゃダメだ」「え、違うんですか?」「明日が締め切りだ。すぐにやり直せ!」
 上司の指示が曖昧で、部下が何の確認もしないまま仕事が進むと、仕事のやり直しなどのムダが頻発する。ネット検索マーケティングを手がけるアウンコンサルティングの信太明社長は、一般的な5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)に、ビジネスに欠かせない「HOW MUCH(いくらで)」を加えた、「5W2H」を明確にすることが仕事の鉄則だという。
【チェックポイント1】
□ 期日や場所、方法などを明確に伝えて、行き違いを防ぐ。
【チェックポイント2】
□ いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように、いくらで--を常に意識。
【チェックポイント3】
□ 受けた指示が曖昧な場合は、必ず5W2Hを確かめる。




(c)日経BP社 2008
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「心にとめておきたい名経営者の至言」
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