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外貨準備高
【がいかじゅんびだか】


Foreign Reserve

対外債務の返済などに充てるため、中央銀行や政府が保有する流動性の高い外貨建て資産の残高のことをいう。急激な為替相場の変動を防止する際に行われる為替介入の資金に用いられることも多い。金、主要国の外貨、SDRIMFリザーブポジション(IMF加盟国がその出資金に応じて、IMFからほぼ無条件で借りることのできる相当額)などからなる。外貨については当該国の国債などの形で保有することが多い。日本の場合、多くを米国債が占めている。外貨準備高は、企業や個人など民間部門が保有する外貨建て資産は含まない。したがって、外貨準備高の大きさが一国全体の対外資産の大きさを表しているわけではない。日本では、毎月財務省が外貨準備高を公表しており、2009年7月末の残高は1兆227億ドルとなっている。これは、中国に次いで世界第2位の規模である。
【参照キーワード】

SDR




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「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
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