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稼働率指数
【かどうりつしすう】


Capacity Utilization Index

存在している設備ストックが、どの程度稼動しているのかを表した指標。稼働率指数が高(低)ければ高(低)いほど、設備不足(過剰)感が高まっている状況を示すため、設備投資の先行指標とも言われている。稼働率指数は経済産業省が毎月発表しており、生産量と生産能力の比率によって計算される。ここで言う生産能力とは、操業日数などある一定の条件下で、既存の設備を使ってどの程度生産することができるか、その上限を示したものである。ただ、実際の生産能力を算出することは困難な場合が多いほか、1年以上稼動していない設備は除いて計算されることなどもあって、データの精度は高くないと言われている。このため、生産能力指数を使って計算される稼働率指数の精度についても同様に問題があると言われている。なお、稼働率指数はラスパイレス方式で計算されているため、基準年から離れるにしたがって、実態から乖離する傾向がある。




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日経BP社
「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
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