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資本係数
【しほんけいすう】


Capital Coefficient

1単位の生産を行うのに必要とされる資本ストック量のこと。資本の産出係数、資本・産出量比率とも言う。日本では、内閣府が発表している民間企業資本ストックの残高をGDPの金額で割ることによって求めるのが一般的。資本係数の上昇(低下)は、1単位の生産を行うのに必要な資本ストックの量が増えた(減った)こと、つまり資本効率が低下(上昇)したことを意味する。資本係数のトレンド線を引いた時にできる実際の資本係数との乖離幅と、設備投資の伸び率との間には、相関関係があると言われている。資本係数がトレンド線を大きく上(下)回って推移する場合は、実需に対して資本ストックが過剰な(不足した)状態にある可能性を示唆しており、資本ストックの量を調整するために設備投資が減少(増加)する傾向がある。




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日経BP社
「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
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