付加価値
【ふかかち】
Added Value
企業が生産活動によって新たに生み出した価値のことをいう。付加価値の計算方法には控除法(中小企業庁方式が代表)と積立法(日銀方式が代表)などがある。前者は企業の売上高から他の企業などが生み出した付加価値を差し引いて計算する方法であり、売上高から材料費や外注加工費、運送費などの中間投入物(外部購入価値)を差し引くことで求める。後者は企業が新たに生み出した価値を構成する項目を加算して計算する方法である。それぞれの計算式は以下のとおり。
&wc1;控除法:付加価値=売上高-外部購入価値(材料費、購入部品費、運送費、外注加工費などを含む)
&wc2;積立法:付加価値=経常利益+人件費+貸借料+減価償却費+金融費用+租税公課
なお、GDP(国内総生産)は、一国全体の付加価値の合計という考え方となる。
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| 日経BP社 「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8516912 |