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アンゾフの市場
【あんぞふのしじょう】


Ansoff's Matrix

1960年代にアンゾフ(Igor Ansoff)が提唱した。企業の事業領域を、&wc1;タテ軸に市場、ヨコ軸に製品を置き、&wc2;さらにそれぞれを既存と新規に分け、全体を4つの領域に分類する。その上で、各領域ごとに最適な戦略方針を明確にした。
ここで、市場とは、地域や顧客セグメントを指す。また新規とは、世の中にまだ存在していないか、すでに存在していても当該会社にとっては新規であることを指す。&wc1;既存市場/既存製品領域(市場浸透戦略):マーケティングや営業に注力して、既存顧客シェア向上、既存顧客1人あたりの購買量増加、同一地域/顧客セグメント内の新規顧客開拓を目指す。&wc2;既存市場/新製品領域(新製品開発戦略):既存市場向け新製品導入により、既存顧客からの売上増加、同一地域/顧客セグメント内新規顧客開拓を目指す。&wc3;新市場/既存製品領域(新市場開拓戦略):既存製品の新しい地域や顧客セグメントでの販売を目指す。&wc4;新市場/新製品領域(多角化戦略):新しい地域や顧客セグメントにおいて、ブランド力等を活用した新製品導入を目指す。




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日経BP社
「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
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