エリア・マーケティング
【えりあまーけてぃんぐ】

Area Marketing

地域ごとの特性に対応したマーケティングを行う考え方。全国一律で効率の良いマス・マーケティングを行うことへの対概念の1つで、地域ごとに効果の高いマーケティングを志向する。大型小売業の新店舗出店の場合には一般的である。国内市場でのシェア向上を目標におく場合に、全国一律のマス・キャンペーンでシェアの向上を図るのも1つの考え方であるが、自社が競争優位にある地域とそうでない地域では効果に差がある場合が多い。こういった場合に、地域特性に合わせたマーケティングにより地域ごとのシェア向上を図り、結果として目標の全国シェアを達成するという考え方もある。地域特性としては、気候や風土、県民性、産業特性、歳時記、交通、消費者のデモグラフィーや消費に対する態度、さらには競合状況などが考慮される。

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日経BP社 「日経ビジネス　経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8516967