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カテゴリー・キラー
【かてごりーきらー】


Category Killer

特定分野(カテゴリー)にフォーカスした圧倒的な品揃えで低価格大量販売をする小売業。デパートや総合スーパー等が幅広いカテゴリーの品揃えを行っていたのに対し、1つのカテゴリーに専門特化した品揃えを行い、低コスト運営と大量仕入れによる低価格販売を仕掛け、1980年代の米国で急成長した。カテゴリー・キラーが出店すると、商圏内の当該カテゴリーの競合が撤退や縮小に追い込まれたことからこの名前がついた。代表例として、玩具・子供用品のトイザらス、オフィス用品のオフィス・デポ、また、日本では家電量販のヤマダ電機、衣料品のファーストリテイリング(ユニクロ)などがあげられる。米国ではシアーズに代表される総合スーパーを衰退に追い込んだカテゴリー・キラーであったが、近年は、各カテゴリーでカテゴリー・キラーを上回る存在になったウォルマートの圧迫やインターネットによる低価格販売の浸透から、市場から退出を余儀なくされる例も出てきている。




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日経BP社
「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
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