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カテゴリー・マネジメント
【かてごりーまねじめんと】


Category Management

メーカー、卸、小売の協働により、カテゴリーごとの商品群の棚の構成や陳列を工夫して、売り場の売上高や利益を最大化する手法。有限である小売業の棚の確保を巡って多くのメーカーが凌ぎを削る中、競合メーカーのブランドまで含んでどのような商品構成をすればカテゴリー全体の売上と利益を最大化できるかの提案が求められるようになった。小売がもつ販売情報を共有することが前提となっている。多くの場合は、当該カテゴリーでのシェアが首位のメーカーがカテゴリー・キャプテンとなってカテゴリー・マネジメントを主導するが、それは必ずしも自社の製品のみを優先することにつながらない。全体としての売上や利益の最大化を追求する上では、競合メーカーの製品に現状より有利となる棚割の提案を余儀なくされる場合もある。マネジメントの対象であるカテゴリーの定義は一定ではなく、現在のカテゴリーを捉え直して、より消費者視点で利便性を高めることから売上と利益の最大化を図ろうという考え方を指す場合もある。




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日経BP社
「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
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