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共同物流
【きょうどうぶつりゅう】


共同物流とは、作業工程がある程度同じ業者同士が、同じ物流センターで出荷作業を共同で実施し、稼働率/作業効率を改善することである。また、共同配送では、さらに納品先も共通している場合に配送を共同で実施することで、1つの配送先への商品配達量の増加、配送車両(トラック等)1台あたりの積載効率の改善、配達kmあたりの売上の向上、荷主に費用低減(コストダウン)という形で還元される。物流・配送のコストダウンには、一般的に、&wc1;共同物流共同配送、&wc2;配送・物流業者の絞込み、&wc3;その他の効率改善(車両の改造、梱包資材の見直し等)が主な施策として行われることが多い。&wc2;の配送・物流業者の絞込みにより、現場側では商品のピッキングが早くなり、事務側では配送管理や請求書の処理をする上での業務量を削減できる。また&wc3;の効率化改善では、配送車両自体を、冷凍/冷蔵の二層式車両等へ改造することで混載を可能にし、積載率向上を実現している。
最近では、各種企業が燃料価格の高騰を受けた燃料費削減や、CO〔sub〕2〔/sub〕排出量の削減を目的として活発に実施されており、燃料費およびCO〔sub〕2〔/sub〕排出量を共に5~50%の削減を実現している事例がある。共同物流共同配送が企業において行われる実例としては、&wc1;親会社とそのグループ会社、&wc2;同業界内の競合間、&wc3;大手物流会社の一括受託による共同化、&wc4;異業種との連携等のさまざまな取組みがなされている。




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日経BP社
「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
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