事業部制
【じぎょうぶせい】
会社を事業ごとに個別に運営する組織態勢で、一般的に損益管理を事業ごとに行うが、資産や負債、資本までの責任は事業部に負わせない点がカンパニー制と異なる。会社が多角化され複数の独立した事業を運営する場合に多く採用され、日本においては主流となっている。意思決定を個別事業のレベルで行うことができるため、事業運営の迅速性と柔軟性を高めることができる。一方で、共有可能な機能、設備等も個別に運営されることが多く、経営効率の低下につながることがある。このため、事業部制を維持しつつシェアード・サービスを導入するなどして人事、経理、総務などの間接部門や、生産、マーケティングなどの機能を事業部横断的に運営するという変更を行う会社もある。
【参照キーワード】
→カンパニー制
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| 日経BP社 「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8517017 |