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職能等級制度
【しょくのうとうきゅうせいど】


等級制度には大きく3種類ある。職能等級制度は社員個人の能力をベースとして所属する等級を決定する制度で、社員に等級が紐付くため人事異動や仕事の内容の変化に対して柔軟に対応ができる。その反面、能力が低下したと証明することが難しいことから年功的運用に陥りやすく、給与水準の下方硬直性が高い。職務等級制度は職務をベースとして等級が決まる制度で、仕事の内容と給与が連動しており総人件費を抑えることができるが、現職者がいなくならないと昇給がないためモチベーションを維持しづらいとともに組織が硬直化することがある。役割等級制度は、役割に応じて等級が決定されるため、自ら役割を設定・拡大することを通じて昇給を図ることが可能。一方で、役割の定期的な評価・更新などメンテナンスのためのノウハウが求められる。




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日経BP社
「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
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