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成果主義
【せいかしゅぎ】


経験や能力ではなく、より成果に重きをおいて人事評価を行うこと。日本の従来の年功主義への批判から、それを是正するものとして90年代頃から相次いで各企業が成果主義の色彩の濃い評価制度に改定した。しかし、低い目標を設定し成果があげられやすくしたり、成果をあげることを重視するあまりチームワークが軽んじられ個人主義に陥るなど間違った運用がなされたため、成果主義に批判的な本が相次いで出版された。成果主義は万能ではなく、企業と個人がパフォーマンスを発揮するために評価すべきものが何なのかを見極め、経験、能力、態度、姿勢、行動、成果といった評価要素をバランス良く採用する必要がある。




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日経BP社
「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
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