プライシング
【ぷらいしんぐ】

Pricing

プライシングとは商品・サービスの価格設定のことであり、マーケティング・ミックスにおける最も重要な要素の1つ。具体的には、価格構成（標準＋割引等調整方法）、価格水準および（または）価格決定方法、対象商品・サービス範囲等から構成される。これらの多次元の内容を、自社商品・サービス原価や目標売上・利益、競合商品・サービス（あるいは代替商品・サービス）価格、需要側便益や心理等複合的要因を考慮しながら決定していくことが必要である。またプライシングは固定的ではなく、需要、原材料等原価、競合、自社他商品・サービス開発等多様な状況変化に応じて、常に見直していくことが求められる。巧みなプライシングによっては、需要者が十分に納得しながら相対的に高い価格水準を実現する、win-winが可能になる場合がある。

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日経BP社 「日経ビジネス　経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8517081