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プロダクト・ライフサイクル
【ぷろだくとらいふさいくる】


Product Life Cycle

製品には寿命がある。プロダクト・ライフサイクルとは、製品の寿命における上市・導入から衰退までの段階を概念化したものである。1950年代にブーズ・アンド・カンパニーが確立した。プロダクトライフサイクルの段階は、一般的には売上高の推移から定義され、導入期、成長期、成熟期、衰退期という4つに区分する場合が多い。
導入段階とは製品の市場投入後ゆっくりと売上が伸びていく時期で、一般的にはさまざまな費用もかかり、利益があまり出ないあるいは赤字の状況となることが多い。成長期とは製品が市場に浸透し、あるいは市場そのものが拡大するために売上高が大きく伸びていく時期で、一般的には利益が改善してくることが多い。成熟期とは製品の市場浸透が落ち着き、あるいは市場拡大が鈍化するために売上高の成長が鈍化・頭打ちになる時期である。利益についても頭打ちないし減少することが多い。衰退期とは製品売上高が減少する時期であり、利益についても減少していくことが多い。マーケティング担当者や戦略立案者にとっては、プロダクト・ライフサイクルという概念を持つことにより、個別製品の販売状況をより的確に理解し、有効なマーケティング活動を考案することが可能となる。




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日経BP社
「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
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