労働分配率
【ろうどうぶんぱいりつ】
企業活動によって生み出された付加価値に占める人件費の割合のことで、人件費の適正水準を把握するために使われる指標。
労働分配率(%)=人件費÷付加価値×100
付加価値の計算には、売上高から原材料費や外注費などの外部購入価額を差し引いて算出する控除法と、付加価値額の構成要素(経常利益、人件費、租税公課、減価償却費など)を予め決めて、それらを足し合わせて算出する加算法の2つがある。近年、連合は、春闘において労働分配率の低さを賃上げの理由の1つとしているが、日本経団連側は、労働分配率は産業や企業ごとに異なり、高低を一律に論じるべきではないとしている。
(c)2009 A&A partners/TMI Associates/ Booz&Company(Japan)Inc./ Meiji Yasuda Insurance Company
| 日経BP社 「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8517128 |