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AIDMAの法則
【あいどまのほうそく】


消費者の購買行動を説明する枠組みの1つ。食品や日用雑貨などの一般消費財の場合は購買関与度が低いとされており、そのような商品のマーケティングにあたっては、マス広告によってAttention(注意)とInterest(関心)をひき、その商品を欲しいというDesire(欲求)をひきだして、Memory(記憶)に焼付け、店頭でのAction(購買)に結びつける、という流れでマーケティング戦術を考えることが一般的であった。この頭文字をとったものがAIDMAである。AIDMAの考えが成り立つのは、低関与購買で、感情的要素(好きか嫌いか)が強く、購買頻度が高く、購買の意思決定にかかる時間が短い商品の場合であり、かつ情報源としてマス広告が有効な場合である。高関与購買で、購買頻度の低い商品(自動車)や、感情的要素の弱い商品(金融サービス)などの場合は、もともとAIDMAの有効性は低いとされており、パーチェス・ファネルという枠組みで消費者購買行動を理解することが必要になっている。マス広告以外の情報源が普及した現在では、一般消費財においてもAIDMAの有効性は下がってきており、日本の一部大手広告代理店を中心にAISASの法則が有効であると提唱されている。
【参照キーワード】

パーチェス・ファネル
AISASの法則




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日経BP社
「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
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