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金利スワップ
【きんりすわっぷ】


Interest Rate Swap

固定金利と変動金利の債権(債務)を交換する金融取引。たとえば、金利変動リスクを避けたい金融機関が持っている変動金利債権と、金利変動によって利益を上げたい金融機関が持っている固定金利債権を交換する取引などを指す。スワップは手元の資本を使わないオフバランス取引なので、きわめて効率的に収益を上げられる可能性がある。図の例では、変動金利債権(LIBOR+α)と固定金利債務(11%)を持つA銀行が、自らの固定金利債務をB銀行の変動金利債務(LIBOR+α)と交換することにより、変動金利が下がったときのリスクをヘッジできる。一方、固定金利債権(15%)と変動金利債務(LIBOR+α)を持つB銀行は、自らの変動金利債務をA銀行の固定金利債務(11%)と交換することにより、短期金利が上がったときのリスクをヘッジできる。




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「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
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